各地域に点在しているクリニックは、看護師にとってメジャーな職場のひとつです。総合病院からクリニックへ転職する看護師も多いですが、クリニックでの仕事内容にはどのような特徴があるのでしょうか。
まず第一にいえることは、クリニックに来院される患者さんのほとんどは病状が軽い傾向にあるため、基本的な医療処置を行う場面が多いことです。血圧測定や注射、点滴など、看護師にとってお馴染みの医療処置を行います。したがって、注射や点滴が得意な看護師は重宝されるでしょう。
また、クリニックは近所に住んでいる人が来院するケースが多く、地域の人たちと顔なじみになりやすいという特徴があります。子どもからお年寄りの方まで、幅広い世代の人たちが来院することも特徴のひとつだといえるでしょう。
クリニックは職員の人数が少なく、医師と看護師、医療事務だけで運営しているところが少なくありません。医師は診察に専念しなければならないので、看護師は診察の介助から問診、カルテ管理、電話応対などさまざまな業務をこなす必要があります。スムーズに診察を進めていくためには、看護師同士の協力も必要不可欠です。
そんなクリニック勤務の大きな魅力は、休みが固定されていることでしょう。日曜日が休みなのはもちろん、土曜日の午後を休診としているクリニックも多く、同時に水曜日や木曜日の午後を休診としているところもあります。週末がしっかり休めるので、プライベートな予定も立てやすいです。